酒蔵めぐりの旅2012夏

この夏も酒蔵巡り友の会メンバーで酒蔵を求めて1泊2日の旅に出ました。今回の訪問蔵は、岡山県赤磐市の「桃の里・赤磐酒造」と「櫻室町・室町酒造」並びに岡山県浅口市の「嘉美心酒造」の3蔵。

第一日目 8月25日(土)

広島駅8時21分発新幹線のぞみ150号にて出発。

車中酒は、「富久長秋桜純米吟醸」ほか6銘柄。さて、二日間の車中で飲みきれるかね~?
岡山駅で新幹線から在来線に乗り換え「吉永駅」で下車。酒蔵訪問は午後からなので、午前中は「特別史跡旧閑谷学校」を見学します。
旧閑谷学校門柱。高さ3.8メートルあった石の門柱が、今はその頭部分しか見られません。道路工事のため地盤が嵩上げされた結果です。
残った頭部が愛しく感じられます。
旧閑谷学校到着。猛暑のせいか、観光客は疎らです。
校門です。聖廟の正門としても建てられた重要文化財。
上部が丸みのある美しい石垣に感嘆。
講堂です。
ボランティアガイドの説明に耳を傾ける一行。
講堂内部。床が美しく磨かれ、爽やかな風が通ります。古えの人々の学問への熱い心がが漂っているような気がしてきます。
石垣の間の細い道を歩いて資料館に向かいます。
資料館。旧閑谷学校の貴重な資料を展示しています。
廊下に居座る夏の虫。
聖廟。儒学の始祖孔子を祀っています。
昼食は、吉永駅近くの「引両紋(ひきりょうもん)」です。元郵便局の建物を改装した日本茶専門のお店です。
食事についているお茶は数銘柄から選べるシステムです。小生は常磐茶を選択。食前、食後の2服です。
カウンターの向こうは、苔の緑が美しく綺麗に整備された庭です。
食事は、「茶乃華膳」のみ。1,500円。少しずつ多彩におかずが配膳され、トータルとして大満足です。
瀬戸駅到着。タクシーにて「桃の里・赤磐酒造」に向かいます。
赤磐酒造到着。
赤磐酒造蔵主 生本滋春さんにこの蔵の酒造りについて説明を受けます。

風情たっぷりです。
8銘柄を試飲させていただきました。備前米の朝日で造ったお酒は、左から「「吟醸朝日米のしずく」、「純米吟醸桃の里」四つ飛んで「桃の里純米酒」。
奥様にも入っていただき入口で記念写真。
ジャンボタクシーにて「櫻室町・室町酒造」到着。早速、代表取締役社長の花房満さんに、庫内の案内をしていただきました。写真は、精米機の前での説明風景。雄町米にこだわる酒造りをしておられます。
ご覧のお酒&リキュールを試飲しました。青い瓶は、輸出用の「備前幻」。リキュールはゆず酒、白桃酒など実に多彩で楽しい味わいです。
記念写真を撮るとき、花房社長さんがそれにふさわしい看板を出してくださいました。
そして、宿で一休みした後は、蔵元さんと懇親会。場所は蔵元推薦の「割烹藤ひろ」。
乾杯は、右側「大吟醸室町」。鑑評会出品酒です。室町という銘柄は、当初他の蔵元が商標登録していて使えなかったそうですが、その蔵が廃業したので使えるようになったそうです。櫻室町と室町。
刺身の盛合せ。手前の穴子の刺身が脂が乗っていて大変美味かった。
10年熟成の「特別純米こだわりの美燗酒」と一番搾りで澱の入った「あらばしり一番」。感に耐えません。
盛り上がりはピークに達しつつあります。
花房社長さんが掲げているのはリキュール「清水白桃酒」。華やかです。
〆が近づいて記念写真撮影。
「割烹藤ひろ」の玄関前で、女将さんにも入っていただいて再度記念写真を撮りました。明日も楽しみな蔵訪問が待っています。

引両紋:岡山県備前市吉永町吉永中450 ☎0869‐55‐5385
桃の里・赤磐酒造:岡山県赤磐市河本1113 ☎086‐955‐0130
櫻室町・室町酒造:岡山県赤磐市西中1342-1 ☎086‐955‐0029
藤ひろ:岡山県岡山市北区野田屋町1-8-20 ☎086‐223‐5308

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