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1月, 2009の投稿を表示しています

酒蔵 しげ:しげの会ファイナル

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09.1.29(木) いよいよ「酒蔵めぐり友の会/しげの会」もファイナルです。 昭和時代の居酒屋を象徴するような雰囲気を醸す貴重なお店がまた一つ終わります。昭和の高度成長期から今日まで、好景気とときも不景気のときも、「リーズナブルで美味しい」を変わらぬモットーにしてサラリーマン・大衆を癒し続けてくれた酒文化空間でした。昭和を生き抜いたおやじたちの居場所が消えてしまいます。昭和は遠くなりにけり(涙)。 お酒は山口県岩国市の酒井酒蔵「五橋上撰辛口」、広島県仁方の相原酒蔵「雨後の月吟醸純米酒」、島根県境港市の千代むすび酒蔵「千代むすび純米大吟醸 忠」、高知県土佐山田の㈱アリサワ「文佳人純米酒」、京都府丹後半島の向井酒造「京の春初しぼり生原酒」、広島市白島の原本店「蓬莱鶴あらばしり活性にごり酒」。女性の微笑みと並ぶと一層美味しそうに見えるから不思議です。 肴は、刺身(蛸、こいわし、ハマチ)、酢海鼠、おから、キンピラ、牡蠣の土手鍋、牡蠣フライ、豚串、鯵の塩焼き、鰤のアラ抱き、鳥串、たらこ焼きミディアム。嘗てこのお店が開店間なしのころは「おでんやおからで熱燗をちびり」とやることが、欧米に追い付け追い越せと頑張る“庶民の小さな幸せ”だったんですね。(そのころ小生は中学生) 思い出にしげグッズいただきました。 女将さんに感謝を込めてイマージュのクッキーをプレゼント。  

レストラン ef(エフ)

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09.1.27(火) 次女とその娘、つまり、孫娘と女房とで「レストラン ef(エフ)」へ。もちろん、女房の指定、というより、指示・命令により小生が予約。まずは、孫の食欲を満たすことから始めないと大人たちは穏やかに食事できない。別注で孫用パンプキンスープ。 女房がエフをお気に入りなわけは分かっているのです。料理がとても美味しいく美しいのはもちろんですが、フロアマネージャーがイケメンなのです。石津隆行さんっていうんです。今日も「髪きったの?」などとニコニコしながら声をかけたりして。おまけに9か月の孫娘までがじっと見つめて・・・。む、ま、いいか さて、今日もディナーは定番「エフコース」。アミューズは「スモークサーモンの・・なんとか・・」スモークサーモンをすり潰して生サワークリームと混ぜてあるような?、 前菜は「生ハムとグレープフルーツ(ジュレと実)・洋ねぎ入りテリーヌ、まぐろのたたき(イタリアンだからたたきとは表現しない・・たしかグリエ?)」 ハーフパスタは「ムール貝とオリーブ入りトマトソース」 メイン料理は、小生と女房は「甘鯛のポワレ」、娘は「・・肉料理・・(名称忘れた)」 季節のデザート盛り合わせ。これら以外に焼きたてパンとコーヒーをいただいた。なかなか、名称が長くイタリアンだから覚えられません(涙)。 何度来ても新しい美味さ・味わい・香りに出会える。次に来たときは・・・と客に期待を植え付けてしまう憎い匠です。若いオーナーシェフ船本健太郎さんの仕事・料理創りへの矜持がぎゅっと詰め込まれているのでしょう。小生行きつけの「蕎麦料理ふくべ三」同様今後がとても楽しみなお店の一つです。 どれも美しくとても美味しいのですが、表現できるボキャブラリーが貧困なので残念。 このイタリアンが、日本酒、特に切れの良い純米吟醸酒に合うことは先刻確認ずみですが、今夜はキリンのクラシックラガー中瓶二本。欲を言えば隠しメニューでもいいから料理に合う日本酒があればもっと幸せなんですが・・・。なにしろ、小生、イケメンを楽しむ訳ではないのですから・・・。(恥) ブログの文章は「すっきりと分かりやすく・美しく・短く」と思っていますが、上達しません。ま、気長に。 Restauranto ef 安佐南区大町東1-2-7 ℡ 082-870-5283 http://uunet.sakura.ne.jp/ef/h

酒蔵 しげ

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09.1.21(水) 酒蔵 しげ 閉店までいいいよあと10日。カウントダウンです。昭和の匂いが漂う歴史ある居心地のよい居酒屋がまた一つ終わります。その佇まいを写真に残そうとデジカメを操りながら、常連が居並ぶカウンターで、いつものメニューを肴に一杯。二杯・・・・杯々。 お酒は御当地可部の久保田酒造「菱正宗」。とっくりには高松宮殿下(昭和天皇の弟宮・明治天皇の第三皇子)御命名酒と記載されている。 肴は、味がしみ込んだおでん「がんも・こんにゃく」、ほどよく脂の乗ったかまの塩焼き、とてもジューシーな豚串と牡蠣フライ、厚みのある烏賊刺し(たぶんもんご烏賊)、柔らかく風味豊かなさわらの塩焼き、ミディアムに焼いたタラコなど。どれも女将さんの知恵と経験が沁みています。 次回は29日(木)「酒蔵巡り友の会しげの会ファイナル」です。 最近(1月19日)見た映画「感染列島」(TOHOシネマズ)

宿景園大福茶&茶臼山酒宴・新年会

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09.01.18(日) 本日は午前「縮景園大福茶会」、午後「茶臼山酒宴新年会」の予定でしたが・・・立てたスケジュールは小生の甘さで瓦解。10時からの茶会に寸でのところで間に合わず、次回の11時からだと午後の酒宴に間に合わないので断念。いただいたチケットが無駄になりました。ごめんなさい(涙)。それでも、早春の縮景園の風景を趣き深く楽しむことができました。 ・池に浮かぶ鴈が水中に潜ったりして水面に作る波の輪の柔らかい揺らめき ・芽吹きそうな樹木の下の 静かな水面に遠くの高層ビルの姿が鮮やかに写り、不思議な空間を切り取った一枚の絵画のようでもあり ・南天の赤と蠟(ろう)梅(ばい)の黄色は冬と春の挟間の移ろいを感じて麗しい。 などで(決して負け惜しみではない)穏やかな喜びを感じた次第です。お陰で午後の酒宴にいい気持ちで参加できました。 午後12時過ぎの茶臼山酒宴では、主宰者T・K氏の気の利いた設えにいつも感心させられます。新年に相応しく鏡割りと竹酒を準備してくださいました。肴は牡蠣づくし&お寿司。 まず、前半は野外での宴。鏡割り役は歳男(丑年)のH・I氏と紅一点のM・N女史鏡割りで「本州一純米吟醸酒」を青竹のカップに注ぎぐいっと一杯。イッパイ。続いて「本州一純米吟醸しぼりたて新酒」を芳(かぐわ)しくいただく。殻付き牡蠣の焼ける匂いが一層お酒を誘います。牡蠣の焼き加減はwelldone,medium,rareと試みる。いずれも牡蠣の素材がいいので旨いが、小生はミディアム(medium)が、潮の香りがふっと漂い熱々のぷりぷりで最高に旨く味わえました。それらに舌鼓を打ちながら、最初のお酒とは味わいが対極にある久保田千寿をいただく。双方の味わいが際立ちます。次に鏡割りの樽酒を竹筒にいれて燗した竹燗酒を楽しむ。旨みがふっくら柔らかくなります。山際の冷たい空気の中で味わう極上のひと時です。 後半は屋内で牡蠣鍋とお寿司と様々なお酒を飲み比べて楽しみました。 室内のお酒は、高知県土佐山田の文佳人「純米吟醸リズール」「純米酒男の辛口酔さ来いたいら」、岡山県鴨方の賀茂緑「今朝しぼり純米大吟醸ゆく年くる年」、広島県西条の賀茂輝「修盃純米吟醸」、広島県仁方の相原酒造「雨後の月吟醸純米酒」、広島県安浦の盛川酒造「純米大吟醸沙羅双樹」、徳島県の那賀酒造「旭若松純米無濾過生原酒」、兵庫県姫路の本田商店「

男はつらいよ&酒の巣例会

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09.01.11(日) 昨日に続いて午前11時から鷹野橋サロンシネマで「男はつらいよ」シリーズを鑑賞。第17作「寅次郎夕焼け小焼け」。マドンナは大地喜和子、ゲスト宇野重吉、岡田嘉子。 池ノ内青観(宇野重吉) 「ぼくにはあなたの人生に責任がある。後悔しています」 志乃(岡田嘉子) 「もう一つの道を選んだら後悔しなかったと言い切れますか?わたしこのごろよく思うんです。人生には後悔はつきものなんじゃないかしら。ああすればよかったなあという後悔。もう一つはどうしてあんなことをしてしまったんだろういう後悔・・・」 名場面、名台詞です。心当たりがいっぱいあって悲しいけれど言い得て妙です。 そして、午後三時。西観音の「酒の巣」へ。毎月催される例会へ二回目の参加。通常は第二土曜日の夜だが今回は諸般の事情により日曜日の昼下がり。このバージョンもなかなかいいね。 本日参加者の持参したお酒は六種類六本。青水緑山純米吟醸山田錦45%(鳥取県日置桜山根酒造)、義侠純米吟醸山田錦50%(愛知県山忠酒造)、醴泉純米吟醸雄山錦(岐阜県玉泉堂酒造)、鯉川純米吟醸美山錦50%(山形県鯉川酒造)、香住鶴純米出雲但馬産米60%(兵庫県香住鶴株)、そして小生の持参は文佳人純米吟醸リズール(高知県有澤酒造)。それぞれ、冷や、ぬる燗、燗で楽しんだ。 錫の湯煎でつくる燗は絶妙です。ぬる燗、熱燗。米の旨みをふっくらと引き出してくれます。 純米酒をどっぷりいれた酒炊き。生姜焼きの厚さの豚肉、鳥の腿肉、白菜、春菊、えのきだけ、白ねぎ、ミズ菜。ポン酢は不要です。お酒でしゃぶしゃぶすると適度に脂が取れて味わい深くなります。 ほろ酔い店主の多賀谷さん。純米酒のこだわりは筋金入りです。 “おかしくて、悲しくて、やがて嬉しい寅次郎” 酒の巣 西区西観音一丁目9-1 ℡082-292-7911

年末年始休み暮らしの歳時記

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2009.1.4(日) 2008.12.27(土)から9日間に渡った休みも今日で終わり。年末年始のきまり行事は酒宴、映画、親戚訪問(酒宴)、家事用務(女房の下僕的働き)。 外での酒宴は27日(土)毎年恒例の「善七で楽しむ会忘年会(居酒屋ろいず)」。会費は3,000円で参加自由の出入りも自由で、しかも、好きなお酒を持ち込み大歓迎。(持ち込む義務はない!!)それぞれが持ち込んだお酒をみんなで楽しみ合うのでお酒との出会いが実に楽しい。この日はかけ持ちで二番目は「ジョー&エミ一時帰国歓迎忘年会(丸海屋)」。数年前シアトルへ旅立つジョー&エミを送るため市内電車貸切りで日本酒の会「さよならジョー&エミ送別会」を催した ことを思い出します。ジョーの裏巻き(巻きずし)美味かったね~。 そして、29日(月)「蕎麦料理ふくべ三」で美味い蕎麦料理を肴に日本酒を嗜み、極めは年越しそばで年(酒宴)納め(先日12月30日にアップし公開)。 映画は鷹野橋サロンシネマで「男はつらいよ40周年記念上映」。27日に第2作「続男はつらいよ」及び第5作「望郷篇」、1月4日(日)に第11作「寅次郎忘れな草」及び第15作「寅次郎相合い傘」を鑑賞。特に「相合い傘」には男はつらいよシリーズの中でも小生が最高と思うシーンが二つもある。一つは場末のキャバレーで歌うリリーに大きなホールで心行くまで歌わせてやりたい気持ちを披瀝する寅さんのアリア、もう一つは雨の中を柴又駅まで迎えにいって帝釈天の参道を相合い傘で歩くシーンです。おかしみとジーンと涙が滲む暖かさとはかない悲しみに満ちています。何度見てもどうしても笑い泣きで涙してしまいます。 映画の合間の昼食は肉の老舗「すき焼きと洋食の店 ますい」で「サービスとんかつ」350円。小生には、これが美味くて適量なので十分。小学生のころ今は亡き母親に「すき焼きが美味しい」と一度だけつれて行ってもらったお店です。滅多にちゃんとした肉が食べられなかった時代なのでもちろん大感動。懐かしく麗しい記憶です。 そして、自宅&親戚の家で飲んだお酒は、「富久長辛口特別純米鼓」「誠鏡新千本特別純米生原酒」「誠鏡新千本特別純米熟成」「かもみどり今朝しぼりゆく年くる年純米大吟醸」そして写真は無いが「獺祭純米大吟醸45」(小生が好きなので山口に勤務した