青春18きっぷの旅:四国その3

三日目の8日(日)朝です。まずは、日曜朝市に行って朝食を。高知城前で待機中のタクシードライバーがシャッターを押してくました。


その親切な人の勧めに従い朝市の中ほどで天ぷらを揚げているお店の「イモ天ぷら」を買って食べる。アツアツで甘味がほどよくて美味い。「お城の前でタクシーの運転手さんに勧められた」とお店の人にはちゃんと伝えておきました。

次は朝帰りと思しき男女の若者集団が屯していた「うなぎ&焼き鳥」のお店に行って天然ウナギをゲット。天然と養殖では色と頭のサイズが違うとのこと。養殖は黒だが天然は緑ががったこげ茶色、そして、野生で餌の狩をするので頭と口が大きい。焼き置きはいやなので我々用に大きな天然ものを選んで焼いてもらった。肝焼きも合せて購入。ぷりぷりの歯ごたえ、じゅうじゅうの脂で野趣溢れる実にいい香りでした。



次は座って朝食を取りたいので「ひろめ市」へ。「寿司」「どろめ」「くじらのすき焼き」「うつぼのたたき」「ちゃんばら貝(実名:まがき貝)」、そして生ビール。「ちゃんばら貝」の身が巧く出せないのでお店の人に出してもらった。つぶ貝なら得意なんだけど・・・。


高知では皿鉢(さわち)祭りの真最中。豪華な皿鉢料理の数々が展示されています。



高知駅でビールを買って10時45分発土讃線阿波池田行きに乗車。途中、土佐山田駅で20分間の停車時間がある。駅から正面の通りを歩いて3分のところに昨晩飲んだお酒「文佳人」の蔵元「アリサワ」がある。アリサワが経営するお店「文蔵」に駆け込むと、社長兼杜氏の有澤浩輔さんの弟、亮二さんが開店の準備中でした。「連絡してくれればいいのに」と言われ、その言い訳しながら、小生とY先生は「リズール」、Tちゃんは「リズールと大吟醸」を急いで購入。「車中用のお酒にしてください」と「はらたいら」をプレゼントされた。「申し訳ない」といいつつも表情はニンマリだったのでは・・・?綾さんにも会いたかったが結婚式があってぐったりだとか。また、来ますと言って慌ただしく駅に戻りました。

土佐北川駅で列車すれ違いのため3分停車。この駅は穴内川(吉野川の支流)の鉄橋上にある大変めずらしい駅。急いでトイレに向かったが、これが思いのほか遠い。鉄橋内の階段を下りて橋のたもとまで行ってトイレ発見。済ませて小走りに帰ると乗務員が車外で待っていました。はあ~・・。

三日目最後の観光は、阿波池田駅近くの蔵元、「三好菊」と「今小町」にしようか、「金陵」と「男はつらいよ第46作~寅次郎の縁談~」で葉子(松坂慶子)とデートしたロケ地である「琴平」にしようか、それとも・・・と迷った末、温泉、蕎麦、渓谷美を楽しむため大歩危駅で下車。タクシーで5分のところにある「山峡の湯宿まんなか」へ。入浴代500円は安い。日曜日のせいか我々だけの貸し切り状態。外湯(準露天風呂)の床は板張りで桶湯もある。ひんやりとした空気を頬に感じながらゆっくりと渓谷が眺めるのは何とも贅沢です。大満足!


























温泉を楽しんだ後は歩いて直ぐのところにある「大歩危峡レストランまんなか」で昼食。小生とTちゃんは「祖谷蕎麦」、Y先生は「カレーライス」そして3人ともビールとアリサワでいただいた地酒「文佳人はらたいら」。
お腹が整ったところで渓谷美を楽しむため「観光遊覧船」に乗船。前の船は大人数だったが、この船は我々3人の貸し切り状態。運が付いている。渓谷を渡る山の香を乗せた風の中で、ゆっくりゆったりと揺られながら、剥き出た悠久の岩たちの連なる自然の造形美を心ゆくまで楽しんだのでした。



大歩危駅でおばあさんに「レストランまんなかで食べた蕎麦よりも上のお店に細めんの蕎麦が置いてある。また、昨夏阿波池田駅で食べたものは細切れになっていたが、どれが本物か聞いた。」すると、祖谷蕎麦の十割のほんものは切れ切れになっているとのこと。夫と蕎麦のお店をやってたのでよく知っているわけだ
すれ違いのため子歩危駅で10分程度停車。トイレ休憩できます。

塩入駅。Y先生がトイレに行った駅は写しておこうと・・・Tちゃんいいだろ。




JR及び土佐くろしお鉄道走行距離実に973.8キロメートル、移動所要時間(乗り換え待ち時間含む)26時間42分の旅でした。終。
キップは記念に持っておくことができる。一日一人分残っている。さて、期限内に尾道にでも行こうか・・・









最近見た映画:TOHOシネマズ「ジェネラル・ルージュの凱旋」

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