京都の旅その3(お酒の神様)

2016年1月28日(木)
京都旅も三日目の最終日。今年1年健やかな酔っぱライフを過ごすため、お酒の神様にお参りしました。最初は、日本最古の酒の醸造神を祭ると言われる「梅宮(うめのみや)大社」。京都駅から市バス28系に乗り梅宮大社前で下車、歩いて3分です。
大鳥居と楼門
楼門。屋根のすぐ下にお酒の樽が鎮座しています。
手水舎の横にも酒樽が設置してあります。
本殿に着きました。参拝ルールに則って賽銭投入、鈴を鳴らし、二拝礼、二拍子、お願い、一拝礼。
御祭神は、酒解神(大山祇神)とその子、酒解子神(木花咲耶姫)らの酒造守護神。
梅の花が咲き始めています。東風吹かば匂い起こせよ梅の花主なしとて春な忘れそ。
続いて、桂川を渡ると我が国第一の酒造神と仰がれる松尾大社に着きました。
二番目の鳥居の袂に団体参拝客が集まっています。
楼門
手水舎には龍ではなく亀が水を出しています。さすが亀に縁の深い大社ですね。社殿の背後には亀霊の滝や亀の井があります。
梅宮大社同様、酒樽が並んでいます。
本殿に参拝です。御祭神は、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
お参りを済ませ阪急電車で嵐山へ。目指すは大悲閣千光寺
渡月橋を背後に見ながら桂川(保津川)右岸を上流に向かって歩きます。ここからおよそ1キロメートル余り。
上流からは保津川下りの船がゆっくりと下り、左側には水鳥が漂っています。
大悲閣千光寺への案内版。グレートビュー!期待は膨らみます。異国人向けの案内でしょうか?この後も数カ所同じような案内板が設置されていました。
歩いて10分過ぎあたりの風景。
千光寺への登り口に到着。ここから急な坂を登っていきます。
親切に杖が用意されていました。難所の感ありです。
つづら折りの急坂をシックハックです。
一汗かいたころ、門に到着です。
御自由(FREE)の表示が・・自由に突いてOKという意味です。
それでは、一突き。ゴ~ン~。
登り切ったところで拝観料400円を支払います。修行中と思われる若い僧侶らしき人が受付していて、全体としてこじんまりと質素です。
この寺は、保津川河川開盤工事に協力して亡くなった人々を菩提を弔うため、角倉了以が創建したものです。
御本尊は、千手観世音菩薩。
角倉了以像。手に持っているのは石割斧です。
谷側にせり出した客殿。ここからの眺めがグレートビュー(絶景)なのです。
客殿の中の模様です。中央の机に参拝者が自由に書き込めるノートが置いてあります。
絶景その1.遠くに霞んで京都の町が望めます。
絶景その2.下を見ると谷間に保津川の流れが垣間見えます。
憂いを秘めたか面差しで佇む犬。
お参りを済ませて帰ります。
木に黄色のマフラー。登りの人が突き出た木に頭をぶつけない様配慮したものでしょうか。
山椿が密かに咲いています。
渡月橋を渡りつつ桂川の北を望みます。
右岸から左岸に渡って直ぐ左にある「蕎麦よしむら嵐山店」。今日の昼食はここの蕎麦に決めていました。
歩いて汗をかいたのでまずはヱビスビール。窓の向こうは渡月橋とゆったりとした桂川の流れ。
麦酒のお供は、蕎麦豆腐。もっちりしたねばりのある豆腐で中にそばの実があってぷちっと歯ごたえの後蕎麦の風味が口中に広がります。
10割蕎麦の向こうに・・・・絶景。蕎麦の実は滋賀産と聞いた記憶。
とろとろの濃い蕎麦湯。茹で湯にそば粉を入れたものかも知れません。一味を入れて風味を増していただきます。
とろとろの感動の味わいです。
こんなにお客さんでいっぱいです。
嵐山バス停で京都バスに乗って烏丸尾池を目指します。目的は、お土産購入です。烏丸御池で下車し三条通へ。ありました「ショコラ・ベルアメール京都別邸」。
人気店のようで、女性客がいっぱい。チョイスした品物を持って順番待ち状態。
昨年9月にお土産を購入した「マリベル」にも寄ってみました。相変わらず若い女性客で繁盛していました。
三条通から寺町通りを経て新京極通りを行くと、誠心院の入口で面白そうなものを発見。「鈴成り輪(すずなりぐるま)」。和泉式部縁のもので魔尼車と呼ばれ1回回せば経典を1回読誦したのと同じ功徳が得られると言われています。お願いしながらくるくる回しました。
和泉式部が初代住職を務めた「誠心院」に入ります。
柳小路に着きました。「そば 酒 まつもと」を目指したのですが、見つかりませんでした。16時開店と聞いていたのですが・・・。
ここらで休憩したいのでカフェに寄ることに・・・。まえから行ってみたいと思っていた祇園町の「祇おん ひつじカフェ」を目指しました。分かりにくかったが、やっと発見。
この路地の向こうらしい。
中庭のような空間の一角にありました。

店内の様子。小さなカフェです。
特製ブレンドコーヒーと和三盆シューをオーダーしました。
「和三盆シュー:カスタードとイチゴクリーム」。和三盆の上品な甘みがシュークリームの世界を日本の趣に引き寄せたという感じです。お土産に10個(カスタード5個・イチゴ5個)買いました。
濃くのある珈琲。右下のコシキで漉してカップに注ぎます。うまい!!
夕暮れ時の趣も魅力的です。
京都の〆はやはり蕎麦。高遠彩子さんのブログで知った「蕎麦流々千角」。東大路通りを南に5~6分歩いたところで見つけました。
店内の様子。
オーダーしたのは、十割蕎麦の「かけ蕎麦」と「桜エビのかき揚」。蕎麦は二八は北海道、10割はどこだったか・・・?。
「手造り豆腐」。ジュレも粋です。
「桜エビのかき揚」。絶品です。時間があれば、これを肴にゆっくりお酒をいたがきたかったのですが・・・ま、次回にしましょう。
「蕎麦湯」。よしむらとは違う風味、さっぱりとして新幹線に乗れそうです。実り多き旅でした。




そば嵐山よしむら:右京区嵐山渡月橋北詰n石二軒目 ☎075-863-5700
ショコラ・ベルアメール京都別邸:中京区三条通堺町東入ル北川桝屋町66 ☎075-221-7025
祇おんひつじカフェ:東山区祇園町北側347 ☎075-551-1567
蕎麦流々千角:東山区月見町10-2 ☎075-541-4815





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