京都の旅(都七福神参り)その1


2016年1月26日(火)~28日(木)
年が改まったので、今年一年の煩悩の穏やかなるを願って、日本最古と言われている都七福神と日本酒の神様にお参りするため、1月26日(火)から28日(木)まで京都2泊三日の旅に出ました。

第1日目26日(水)
京都駅に午前9時過ぎに着いて、まずは、市営地下鉄・市バス・京都バス二日間乗り降り自由の「京都観光二日乗車券」を購入しました。都七福神は、北は左京区修学院から南は宇治市黄檗の間に広範に散在し、一日では回りきれないので、この二日乗車券を利用するのが安価で効率的です。お参りの順番は特に決まりが無いので、初日は、北から南に向けて大黒天、福禄寿。寿老人、ゑびす神社、弁財天、毘沙門天の順にお参りし、都七福神参り用の色紙にそれぞれの御朱印をいただく計画でスタートしました。京都駅から市営地下鉄烏丸線に乗車して松ヶ崎駅で降り、そこから東へ歩いて10数分で妙円寺松ヶ崎大黒天に到着です
体の良くしたいところがあれば、大黒様のその部分を撫でると御利益があるといわれています。小生は、目と頭と肝臓・・欲張りでしたか?
御朱印をいただく都七福神参り用の色紙は、値段もデザインもそれぞれの社寺で独自に決めているそうで、ここ松ヶ崎大黒天では、1500円でした。御朱印代は300円で、これは全社寺共通です。
福禄寿の赤山禅院へは、便利な公共交通機関が無く、徒歩だと20分程度かかるし登りの坂道なので、タクシーを利用しました。
御主印をいただきます。奥の展示を見ると、七福神の御朱印が揃った完成色紙は、5000円と表示してあります。
福禄寿殿。団体が参拝に来ています。
七福神が勢ぞろい。
環念珠(かんねんじゅ)。もう一つは正念誦(しょうねんじゅ)。この二つある大きな数珠の輪を潜り抜けながら願い事をし、それに向かって努力することを誓うと御加護があるというものです。
三十三観音十六羅漢
次の寿老人の革堂(行願寺)へは、叡山電車とバスを乗り継いていきます。赤山禅院を出て、下り坂を歩いて15分で叡山電車の修学院駅に着きます。終点の出町柳駅で下車し、市バス4系に乗って丸太町で下車、それから徒歩3分。
寿老人・行願寺に着きました。
本殿でのお祈りを済ませ・・・
御朱印をいただきます。
寿老人を祭る御堂。
格子の奥を覗くと寿老人の像が見えました。
御堂の横には七福神が勢ぞろいしています。
昼食は、「祇園いづ重」と決めております。丸太町から市バス202系で祇園バス停で下車し徒歩3分。
待ち席に火鉢があって、寒い日にはありがたい。
日本酒を注文すると好みの盃・ぐい飲みが選べます。
料理は、鯖寿司、海藻3種巻きずし、鯛の粽寿司の三種をいただきました。
店内は、ご覧のとおり、うなぎの寝床のような細長い構造です。趣ある雰囲気です。
昼食後は、ゑびす神社に向かいます。歩いて5分で到着
鳥居の上のゑびすさんの顔の前に網が取りつけられていて、そこの賽銭を投げてうまく乗せると願いが叶うそうです。
御朱印をいただきます。
ゑびすさんの石造。いかにも福が来そうな笑顔です。
次の弁財天を祭る六波羅密寺へも徒歩で行きます。7~8分程度かかります。
弁財天堂
弁財天と合わせて水かけ不動尊、銭洗い弁天にもお参りしました。銭洗い弁天で500円硬貨を洗いました。家内へのお土産です。
寄りたいカフェがあったのですが、時間が押してきているので、そうもいかなくなりました。急いで毘沙門天の東寺に向かいます。清水坂を上り東大路通りのバス停で207系に乗って東寺南門前バス停で下車。
すでに御朱印の受付終了刻限の16時を過ぎていましたが、何とか間に合って良かったです。これで六つ御朱印がいただけました。明日残りの一つをいただけば完成です。
御朱印授与所は、この食堂(じきどう)内にありました。

ホテルへチェックインして30分程度休憩し、夕食というより酒宴のお店に向かいます。目指すは河原町近くの四条通沿いの繁華街から少し小路を北に入ったところ、大日町の「益や酒店」。酒販店ではなく日本酒に拘る居酒屋さんです
お通しが出ました。
まずは「ヱビスビール」喉の渇きを癒します。ビアタンがぐいっと飲み干すのにちょうどよい大きさです。
「鰆のなめろう」ゴマの風味がミックスされて旨味に厚みが出ます。
奥の黒板にはお酒の薀蓄。日本酒のお店の拘りを表現しています。
「キャベツアップル」口中をあっさりとクリアしてくれます。さあ、日本酒に取り掛かるぞという気分に切り替わります。
混んでいるのにけっこう早く肴が出てきます。「京ゆば 庄 汲みあげ湯葉」
「京都服部 おぼろ豆腐」さすが、京とうふ、馥郁たる味わいです。
「白木久純米無濾過生原酒コシヒカリ(京都:白杉酒造)」「月に雁純米大吟醸(広島:相原酒造)」
「馬刺しの盛り合せ」たてがみ、その他。
表面張力を最大限にしたお酒。感激ものです。
「牛すじ大根煮」よく煮込まれて筋がソフトです。
「居谷里(いやり)山廃もち米純米原酒(長野:北安醸造)」「天吹純米大吟醸バナナ酵母(佐賀:天吹酒造)」「櫛羅純米無濾過生原酒(奈良:千代酒造)」
「しいたけチップスとうなぎの骨」かりかりっと心地よい歯ごたえです。
「ツブ貝わさび」
「うずらの燻製」
「ほっけの一夜干し」
「雪の茅舎山廃純米(秋田:齋彌酒造)」「花陽浴純米大吟醸」
店内はこんな具合です。女性の一人客も居ます。
玄関を入った右側の壁にこのようなデコレーション。いい雰囲気です。店主のセンスと意気込みを感じさせます。
夜の錦天満宮。提灯の灯りが眩しいくらいです。
夜の錦市場。とても静かです。

いづ重:京都市東山区祇園町北側292-1 ☎075-561-0019
益や酒店:中京区大日町426 ☎075-256-0221




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