善七で楽しむ会:泡汁の会

2012年2月26日(日)

今日は、竹原市の藤井酒造酒蔵交流館で催される恒例の「善七で楽しむ会:蔵元探訪と泡汁を楽しむ会」に参加しました。天気がよかったので、久しぶりにJR呉線瀬戸内マリンビューに乗って、瀬戸内の多島美を楽しみながら向かいます。なんと名称が清盛マリンビューとなっていました。なるほど~!
車内はこんな具合で若干席に余裕がありました。もちろん自由席です。
おっ「やよ福」の看板。昨年12月に広島駅前の「やよ福」にいったとき向灘駅近くにもあると聞いていたことを思い出しました。
広駅を過ぎてしばし内海の美しい風景を楽しみました。ここでちょっと一杯やりたいところだが、我慢!!
竹原駅に到着。陸橋の隙間からマリンビューを眺める。
駅前商店街を抜けて街並み保存地区に向かう国道沿いある「杏竹館」により油彩画の展示を鑑賞し、サービスの珈琲とお菓子をいただきながら暫し談笑。心が和らぎます。
江戸時代後期の歴史家、頼山陽の銅像。竹原は頼家ゆかりの地です。
毎年この時期には、町並みひな巡りが開催されており、街並み保存地区の各屋敷に展示してある様々な雛人形が鑑賞できます。保存地区に着いて最初に、旧笠井邸に入りました。掛軸になっている珍しい雛人形発見。
写真は、左から江戸中期の天保雛、江戸時代内裏雛及び明治23年内裏雛です。
二階から保存地区のメイン通りが一望できます。趣ある素敵な眺めです。
愛宕神社。竹原にはほとんど毎年来ますが、ここには初めてお参りします。
昔火災が頻発したので、火災のないことを祈願して、火産霊命(ほむすびのみこと)が火伏の神として祀られています。

西方寺に属する地蔵堂。ここも初めて参りました。
新酒を購入したくて竹鶴酒造に寄ってみると、休憩時間は過ぎているのに空いていません。よく見ると、本日は休業しますと小さく書いた紙は貼られていました。残念!

酒宴は15時からだが、すきっ腹ではいけないと思い、「江戸そば茶屋遊山(ゆさん)」に寄りました。
「せいろ蕎麦750円」。麺の長さ切れ具合は十割蕎麦だと思ったが、確認しませんでした。


藤井酒造酒蔵交流館に到着。千客万来の様相です。

久しぶりに蔵見学から参加です。みんな藤井善文社長の説明に聞き入ります。

麹室から出された米麹。冷気で熱が冷まされます。
しっかり製掬されて、美しくさえあります。
酒母室で酒母造りの説明を受けます。このタンクは速醸です。
生酛の酒母。いい香りです。
続いて醪タンクの見学です。タンクに掛けられた梯を登って醪の状態を見ます。
これはタンクに入れて2週間くらいのものです。発酵に伴う泡が大きく盛り上がっています。
これは善七の醪です。泡が沈んで搾り待ちの状態です。
蔵見学が終わると、本番の酒宴です。会場は。蔵内にある「そば処たにざき」。
テーブルには料理の準備が出来ています。

新酒からスタートします。乾杯は「H23BY活濁酒」。瓶内発酵しているので開栓を慎重にしないと吹き出ます。
蕎麦屋の肴定番の「蕎麦焼き味噌」。芳ばしい香りです。
刺身の二種盛り」。こいわしと鯛?かな・・・

「辛蓮根挟み揚げ」
お酒がテーブルにどんどん並びます。熟成酒も燗で出てきます。
そして、泡汁。醪を搾ったタンクに残る泡を鮭の吸い物(石狩汁)に載せたものです。風味がふくよかで大変上品な味わいになります。
本日飲んだお酒を並べてみました。7銘柄です。新酒は4合瓶の4銘柄で「活濁酒」「龍勢生酛特別純米中取り蔵生原酒75%」「龍勢無中取り濾過生原酒純米大吟醸」「龍勢贅沢オリジナルブレンド番外品」。熟成ものは一升瓶の3本。「龍勢生酛造り21BY雄町純米酒」「龍勢八反錦特別純米酒」「龍勢山田錦純米吟醸酒特詰限定酒」。
藤井善文社長、雅夫杜氏、美女、大和屋の加藤さんと写真撮影
そして「せいろ蕎麦」。蕎麦の長さと舌触りでみると二八と見ました。今日は蕎麦のはしごと相成りました。玄蕎麦は北海道産だそうです。

デザートは「桜餅」。春ですね~。
帰りは高速バスかぐや姫号を利用しました。車窓の夕景色もまた趣深いものがあります。


江戸そば茶屋遊山:竹原市本町1丁目10-19 ℡0846-22-2996
藤井酒造:竹原市本町3‐2‐25 ℡0846-22-2029
そば処たにざき:同蔵内 ℡0846-22-7131
杏竹館:竹原市竹原町1499‐64 ℡0846-22-5887

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