西条:酒泉館

2012年1月21日(土)
熟年をすぎると過去を反省することが多くなると何かの本で読んだ記憶があります。小生も、50歳を過ぎた頃から、思い出すことは、失敗したことや、今考えると成功ではなく恥ずかしいことであったりすることがやたら多くなります。そんな重苦しい重いに囚われたときの特効薬は、墓参りです。そして、その後に酒蔵通りを徘徊し、賀茂泉酒造の「酒泉館」に寄って、一杯飲みながら、諸々のことどもを静かに思い直し、物語に脚色して心の折り合いを付けます。

墓場近くの畦道を歩きながら見上げると、鳶が悠然と舞っていました。

今日は「亀齢酒造」を、いつもと違うアングルで撮ってみました。そして、「水」の文字を発見しました。
「酒泉館」は直ぐそこです。
本日の幻の酒壺の酒は「純米吟醸生原酒」。期待膨らむ。
チョイスしたお酒は、右から「幻の酒壺純米吟醸生原酒」「純米吟醸山吹の酒」「純米吟醸しぼりたて生酒」の3種。
小生気に入りの窓際の席は、先客がいてパソコン作業中でした。酒泉館の感想でも入力しているのでしょうか?
ここで初めて燗酒をオーダーしました。「純米吟醸朱泉本仕込」。ほどよい酸味と膨らみのある辛味が至福の瞬間を与えてくれます。団体らしい賑やかなざわめきの中に前垣社長さんらしき声が耳に入りました。振り向くと、その社長さんと目があって、社長:「きょうはどうしたん?」、小生:「墓参りのあとここに寄って飲むのを楽しみにしているんですよ」、社長:「墓はこっちにあったん」・・などと短い会話ができました。
ちびちびやりながら一人思いに耽って、ふと見ると、窓際の席の客は男女二人に替わっていました。
帰り際に裏庭側から酒泉館を撮ってみました。そして、トイレの前で前垣ジュニア・若旦那にのばったり遭遇。蔵見学の団体を案内しておられた様子、小生:「さっき、おやじさんに会いましたよ」、若旦那:「あっそうですか」・・・ご苦労さまです。
そして散策コースの定番になりつつある「掛井酒店」寄りました。
今回ゲットしたお酒は、右から掛井酒店で「中島屋純米にごり酒」、酒泉館で「幻の酒壺純米吟醸生原酒」の2銘柄でした。

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