2011年夏青春18きっぷの旅セカンド(肥前浜・佐世保・平戸・伊万里)

2011年8月19日(金)~20日(土)

この夏2回目の青春18キップの旅は、①前から気になっていた鍋島の蔵元(富久千代酒造)がある肥前浜、②男はつらいよ第20作寅次郎頑張れのロケ地だった長崎県平戸市、③伊万里焼の窯元が集中する大川内山を目指す旅となりました。

 8月19日(金)
今回は往路は新下関まで新幹線を利用しました。新下関で在来線に乗換え青春18キップの旅が始まりました。

山陽本線下関行きに乗車です。
小倉駅から鹿児島本線荒尾行きに乗換えです。
鳥栖駅で長崎本線長崎行きに乗換えて肥前浜駅に向います。
肥前浜駅に到着です。
駅から酒蔵通りに向けて歩いて3分行くと、今回の主目的の一つ、鍋島醸造元:富久千代酒造に着きました。
ガラス戸口からお酒の展示が見えたので、戸を開けて「こんにちは~っ!」と二度ばかり声をかけたが返事がありません。
周辺を見て回っても人影が見られないので、残念ながらここでの唎酒&購入を諦め酒蔵通りに向います。
さらに3分程度歩くと酒蔵通りに出ます。右手に乾盃醸造元の飯盛酒造が見えました。

酒蔵が建ち並ぶ酒蔵通りです。このあたりは、肥前浜宿と呼ばれ、江戸時代は宿場町として、明治期には酒造業や水産加工業で栄えましたが、現在は伝統的建造物群保存地区として整備が進んでいます。この肥前浜宿には酒蔵が八軒も犇き合っています。

昼食をとった「食の蔵 八本木」。お店の人に、酒販店の場所を聞くと、ちょっと離れているとのことで、酒屋さんを呼んでくださいました。お陰様で、鍋島を購入し、宅配していただくことができました。わざわざ来てくださった「ありあけ酒店」さんと記念写真。

酒蔵通りの東端に蔵見学OKの「峰松酒造」がありました。残念ながら時間がなくて、唎酒&無濾過生原酒購入で我慢でした。

肥前山口経由で一路佐世保に向います。
佐世保線佐世保行きに乗車です。
佐世保駅到着。宿泊は「東横イン佐世保駅前」。
佐世保港散策。
佐世保駅から歩いて10分くらいで繁華街させぼ四ケ町アーケードに着きます。
今夜の酒宴は、そのアーケード入り口手前にある「海鮮居酒屋ささいずみ」。東横インのフロント係りの美人に教えてもらいました。
6時過ぎに入店する既に満席の盛況状態。しばらく待ちました。

料理は、烏賊の活き造り、ハーブ鯖〆鯖、鯵の活き造り

お酒は、「酒屋の値段です」の看板どおり安い。いただいた銘柄は、「六十余州純米酒(長崎)」「西の関手造り純米酒(大分)」「東一山田錦純米酒(佐賀)」「吟醸川波(福岡)」の4種です。

続いて、烏賊の刺身の「ゲソの天ぷら」「カワハギ刺身」「あさりの酒蒸し」鯵の刺身の「骨の唐揚げ」



次に、ささいずみの斜め向かいにある「生そば よしだ」にて笊そばをいただく。
実に素朴な味わいの蕎麦です。
蕎麦屋を出て、アーケード街を歩いていると、「立ち呑み」の看板が目に入ってきました。
酒屋で立ち呑みができるんです。
            
「酒品館いしまる」にてよく冷えた生ビールを立ち呑みしながら、店主と歓談して本日を締めくくったのでした。


8月20日(土)

早朝、山の手側を散策してみました。カトリック教会の建物が一際美しく映えています。裏側に幼稚園が併設されていました。
西肥(さいひ)バスに乗るため佐世保駅前にある西肥バスセンターに向います。ホテルと一体となった複合施設です。
西肥バス平戸桟橋行に乗車。
平戸桟橋バスセンターに着いて、早速観光開始です。オランダ塀の坂を登ってザビエル記念碑と三浦按針の墓を目指します。このあたりはオランダ商館のあった地区です。
右背後の遠くに赤い平戸大橋が見えます。
フランシスコ・ザビエル記念碑
三浦按針の墓
坂を下りると湾の向こうの小高い山の上に平戸城が見えます。
日蘭交易の拠点であった「オランダ商館」が復元中です。9月20日オープンだそうです。
ひらどキャラクターまちなか賑わい事業として、じゃがたら三人娘を探すスタンプラリーを実施中。まず、「おフクさん」に遭遇しました。続いて、観光案内所近くで「こしょろさん」に出会いスタンプはもらったものの、記念写真は撮り損ねました。
今回の旅の主要ポイントに到着です。男はつらいよ第20作寅次郎頑張れのロケに使われた土産物屋「おたち」です。良介(中村雅俊)の姉藤子(藤村志保)が経営する土産物屋です。寅さんが泊り込んで商売の手伝いをしました。

松浦史資料博物館への階f段の途中から「おたち」方面を望む。
松浦史料博物館内に記念写真用の鎧兜があったので、兜だけ拝借。
史料館入り口です。
松浦史料博物館を出て坂を下りたところの温泉足湯で三人目のじゃがたら娘「コルネリア」に遭遇。これでスタンプは揃いました。
昼食は、平戸蕎麦とあご出汁が味わいたくて、ちょっと離れているが魚の棚町の「富喜(ふき)」へ。
平戸蕎麦のざるそば。太めな色白で素朴な味わいです。
あご出汁の掛蕎麦。出汁は上品な味です。麺はざるより腰があるような感じです。
市役所近くの幸橋(オランダ橋)。国指定重要文化財です。寅次郎が自転車に乗って「憧れのハワイ航路」を歌いながら橋の前を通るシーンがありました。ここも寅さんロケ地です。
「寺と教会のある風景」。教会の日曜日のミサに出かけ、帰り道に藤子と二人で通りががった道です。そうです、ここもロケ地です。


平戸観光を終え平戸桟橋バスセンターからタクシーで松浦鉄道のたびら平戸口駅は向いました。この駅は、日本最西端の鉄道駅です。200円出せば駅で最西端駅訪問証明書がいただけます。


松浦鉄道伊万里行にて伊万里駅に到着。
松浦鉄道伊万里駅。
タクシーにて伊万里焼窯元が30軒余り集中する大川内山へ。坂道の一番上の「陶芸館伊万里」で下車し、坂を下りながら窯元を見て歩きました。折りしも、風鈴祭り中で、大きな伊万里焼の風鈴が随所に吊るされ、美しく爽やかな音を響かせていました。
土産に小さな風鈴とぐい飲みを購入。


帰りはJRです。JR伊万里駅は、道路を隔ててt松浦鉄道駅の対面にあり陸橋で繋がっています。
筑肥線唐津行に乗車。
唐津駅で筑前前原行に乗換えです。
筑前前原駅で筑肥線快速福岡空港行に乗り換えて博多に到着。夕食酒宴は、「貝料理専門店 花よし」。
「貝刺身盛合わせ」。みる貝、さざえ、鳥貝、甲貝、赤貝の5種盛りです。
「貝焼盛」。バイ貝、アオヤギ、さざえ、ほたての4種盛りです。
お酒は、「鍋島生酛純米(佐賀)」「若波純米吟醸(福岡)」「美田辛醸山廃純米(福岡)」「田中六五山田錦純米(福岡)」の4銘柄をいただきました。お酒は、いづれも、佐世保の「ささいずみ」と同程度にリーズナブルでした。

復路の博多からは新幹線を利用しました。飲んでますから乗り過ごさないことが重要です。

今回の夜の酒宴は地酒と玄界灘の魚介類を大いに楽しみ、満足度が高かったと思います。大川内山には、もう一度もっと時間をかけて伊万里焼を見て回りたいと思っています。酒蔵見学という意味では肥前浜の酒蔵通りも平戸もワンモアタイムが必要です。

富久千代酒造:佐賀県鹿島市浜町1244 ℡0954-62-3727
食の蔵 八本木:佐賀県鹿島市浜町乙2751 ℡0954-63-1022
ささいずみ:佐世保市下京町4-4四ケ町アーケード前 ℡0956-23-3933
手打ち蕎麦富喜:平戸市魚の棚町332-1 ℡0950-22-3303
貝料理専門 花よし:博多区博多駅前2-15-6 092-451-0107

最近観た映画:シネツイン本通り「うさぎドロップ」

最近読んだ本:「錯覚」仙川環著/朝日文庫

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