青春18キップの旅特別編「早春の信州を彷徨う」

2010.3.6~8

信州蕎麦を堪能したくて恒例の青春18キップの旅に出た。コースは伊賀上野(三重県)⇒馬籠・妻籠⇒松本⇒伊那高遠。往路(新大阪まで)・復路(名古屋から)に新幹線を利用した大人(ゆとり)の行程にした。青春18キップの旅としては特別編です。邪道と言うなかれ!!
京都の加茂駅で関西本線亀山行に乗り換え伊賀上野に向かいます。

伊賀上野駅から近鉄伊賀線に乗り換え上野市に到着。出迎えは女性忍者「くの一」。

気まぐれな自然は意地悪なで迎えてくれました。

伊賀流忍者博物館です。入館手続きを済ませてピース。

いろんな仕掛けを案内してくれた可愛いくの一さん。

な、なんと、忍者博物館の忍者はみんな若いくの一です。それでいいのだ。

コジンマリとした忍者邸(博物館)に多彩な仕掛けがありました。

忍者博物館の手前にあるお店で早速蕎麦をいただきました。

こしのある蕎麦です。小腹が空いたので急いで手繰ります。

上野公園内の上野城前。徳川時代になって藤堂高虎が治めた城です。

お城は外装工事中で景観は残念でした。

上野市駅前は商店街へ人の流れを造ろうと呼び込みイベント実施中です。
大きなハマグリを焼いてもらって食べました。なんと殻の両側に身がついているのです。潮の風味が立って旨い!!



すぐ傍にあるお店「堀寿」で昼食です。小生天ぷらはうどん。

ここではしめ鯖とは言いません。「酢鯖」です。ビールが旨い。





伊賀上野駅から次は中津川を経て馬籠に向かいます。

亀山駅で途中下車。駅近くのカフェでしばしのコーヒータイムを楽しみました。

中津川駅前。バスで馬籠を目指します。

夜7時ころ馬籠宿「但馬屋」に到着。雨のような雪にようなものが静かに舞い降りています。

民宿但馬屋の夕食。蕎麦巻寿司ニジマスの甘露煮など山の中の木曽路の旨いもんが用意されています



早朝の馬籠の町並み。

宿泊した但馬屋。明治の火事でほとんどの家が焼けたので、現在の町並みはその後復元したものだとご主人に教わりました。

56

お焼き専門店で「よもぎのおやき」とお茶でいっぷく。



おんたけ交通バスで妻後へ。

妻籠は梅の花が満開。

妻籠の町並みは馬籠のような坂道ではありません。より素朴な雰囲気が漂います。

南木曽(なぎそ)駅から松本に向かいます。

冷え込んで塩尻は雪がしんしんと降っています。

松本で昼食。松本城付近は蕎麦屋がいっぱい。一番目立つ「そば処やまが育蔵」へ入った。

まずは「馬刺し」をビールで。地酒といきたいところだがビール。

旨い。ひょっとしたら十割蕎麦?

馬刺しをつまみながらのビールが実に旨い。

塩尻から雪が降り続いています。
雪で霞む松本城です

重要文化財旧開智学校。この県における明治初期の教育への意気込みを実感します。

松本駅から伊那市駅に向かいます。

車窓から眺める風景は既に雪景色です。

伊那市に着いて、宿泊する伊那パークホテルで馬刺しとおたぐりを食べさせるお店を教えてもらった。それが「串正」です。

伊那谷七蔵唎き酒セットです。



脂の刺しがしっかり入った「馬刺し」。松本市の蕎麦屋で食べたものは赤みでした。
味わいの違う旨い馬刺しがいただけて幸せです。これに旨い地酒を合わせる。馥郁たる味わいです。

「おたぐり」。馬の内臓の煮込みです。初体験です。

「牡蠣のフライ」。なんと広島牡蠣。嬉しいではありませんか!

「つぶ貝の串焼き」。こりっとさっぱり。日本酒と相性はぴったり。

「ローメン焼きそば風」。地元の独自の焼きぞば。麺がしこしこした個性的な感じ。もちろん初体験です。

インターネットで予約した伊那パークホテル。安価で清潔です。

伊那高遠に着きました。バスで約30分でした。

松本市では深志鶴の蔵元を目指して、結局はっきりしなかったが、高遠で思いがけず「仙醸」の蔵に遭遇しました。嬉しいサプライズ。締まっていて中に入れなかったけど満足です。

雨で我々の旅路を悩ませた気まぐれな自然が、最終日の最後の目的地で素晴らしいプレゼントを与えてくれました。ご覧の雪景色です。桜で有名な高遠城址公園の桜の木は雪桜が満開でした。

思いがけない最高のひと時です。桜の花と違い計画して得られるタイミングではないだけに大いに感激!!



冷えこんだ後は、伊那高遠温泉「さくらの湯」。ぬるっとした感触がたまりません。露天もあります。

そして、四つ目の蕎麦は、高遠蕎麦です。対面にも蕎麦屋があったが歴史を感じる方を選びました。

山男の店主お薦めの「高遠蕎麦」。たれが二種類。右が醤油ベース左がなんとくるみです。この胡桃のたれが蕎麦に合って福与かな味わいです。旨い!!

店名は「華留運(けるん)」。気さくで話好きな山男に相応しい名称です。

伊那市駅。これから約5時間、飯田線でひたすら豊橋駅に向かいます。この飯田線に初めて乗るのも今回の主な目的の一つでした。

高遠の酒屋で購入した「信濃錦しぼりたて純米酒」をちびりちびりやりながら車窓の風景を楽しみます。もはや信濃の春です。

天竜川沿いの沿線風景は野性的かつゆったりとして心を限りなく癒してくれます。

次回は京都・奈良などと言い合いながら旅は終わりに近づいていきます。

「民宿但馬屋」岐阜県中津川市馬籠4266 ℡0264-59-2048
「伊那パークホテル」長野県伊那市下春日町5021 ℡0265-74-1789
「そば処やまが育蔵」松本市大手3-8-11 ℡0263-36-1930
「華留運(けるん)」伊那市高遠町西高遠1621-1 ℡0265-94-4277
「串正(くしまさ)」伊那市春日町 ℡0265-78-8719

コメント

このブログの人気の投稿

江波の火祭り(オットーラン祭り)

厳島神社月次祭

一片の淡紅桜