蕎麦きり吟

2012年7月17日(火)
梅雨明け宣言です。暑い夏はせいろを手繰るに限ります。Tくんの提案で「蕎麦きり吟」へ。段原の隠れ家的な位置が、またいい雰囲気なんです。

まずは、エビスビールをキューっと乾いた喉に流し込みます。
「わさびいも」。自然薯のしっかりとした粘り。芋と山葵の風味。スプーンでなかなか切り取れない粘りなのに口に入れるとぷるりんつるりんです。新鮮な山葵の刺激とが見事に調和する逸品です。
「そば焼きみそ」。蕎麦屋の定番肴。香ばしき香りと味噌の深い味が腰のしっかりしたお酒に合います。
「だし巻き玉子」 。このふっくらとした味わい。優しい甘みが口中に広がります。
そして、最初のお酒は、板書リストをみながら、「常きげん山廃純米酒」(石川)」「奈良萬純米無濾過」(福島)。いずれも被災した東北のお酒です。
続いて、「上喜元純米生もと」(山形)「真澄純米吟醸辛口生一本」(長野)。ここまでは冷でした。

「吟醸とうふ」。つややかでまろやか。大豆の旨みを封じ込めた美味しい豆腐です。嬉野温泉大正屋と同じ製法なのでしょうか?こんど聞いてみましょう。
「焼きのり」。これも蕎麦屋の定番つまみ。木箱の底には火種があって炙り状態で出てきます。粋ですね~。蓋を開ければ海苔の香りがふんわり出てきて、パリッと噛む口中に広がります。お酒くださあ~い!
ここから燗酒とまいります。「開運純米酒55」(静岡)、「豊の秋純米辛口金五郎」(島根)を熱燗です。
続いて、「王禄80生原酒」(島根)をぬる燗、「十朝日生もと純米原酒改良雄町70」(島根)を超熱燗でいただきました。

カウンターを囲む空間はゆっくりと時が流れていくようです。
「そばがき」。蕎麦屋究極の肴と言っていいでしょう。
締めくくりは当然ながら、「せいろ蕎麦」。本日の玄そばは、茨城県古河産です。仄かな蕎麦の香りと爽やかな喉越しは、も~たまりません!!


ダメ押しのお酒は、「喜凱陣」(香川)。純米原酒?聞くの忘れました。

蕎麦きり 吟:広島市南区段原一丁目7-18 ☎082‐236‐3269

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