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そば料理 ふくべ三 初秋

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2010年9月25日(土) 二日前からやっと秋らしい爽やかさになってきました。と言うより、真夏から一気に秋のど真ん中に空気が一変した感があります。そんな秋を蕎麦料理とお酒で味わいたいと、久しぶりに 「そば料理ふくべ三」 へ駆け込みました。まずは、エビス黒ビールで胃腸の準備を整えます。 付き出しは二品。ひとつは 「煮豆腐」。 左下には「山椒の実」が添えてあります。 二つ目は 「にんじんの味噌漬け」。 にんじんの風味と味噌が実によく融合しあった大人の肴です。 最初のお酒は 「富久長辛口特別純米酒」 (広島県今田酒造本店) と 「船中八策超辛口純米酒」 (高知県司牡丹酒造)。 黒板に版書された今日の料理から、まずは 「水イカのづけ」 と 「〆真いわし刺し」 をオーダー。水イカのづけには、梅干の紫蘇の葉が添えてあります。これがよく合うんです。 真いわしの輝き。光り物と呼ばれる魚の美しさを遺憾なく発揮しています。軽く〆て生の旨み十分味わえます。なんと、その横(下側)に 「秋刀魚」 も付け加えられているではありませんか。粋なサービスです。これだから自然と足が向いてしまうのです。 次のお酒は 、「余目(あまるめ)純米酒」 (山形県鯉川酒造) と 「あたごのまつ限定純米吟醸」 (宮城県新澤酒造)。 いづれも初体験です。 「かんぱちのづけ」。 次のお酒は 、「華鳩純米酒生酛」 (広島県榎酒造) と 「田酒特別純米酒」 (青森県西田酒造)。 華鳩は燗、田酒は冷やでいただいた。 「夕顔の実粕漬け」。 酒粕は、最近蔵見学した「竹泉」のものです。 「かんぴょう」 〆は笊そば。しかも、 伊那蕎麦 です。今年の春3月伊那を旅して「華留運(けるん)」で食べた胡桃タレの高遠蕎麦を思い出します。しっかりとした歯ざわりの男性的風味です。 最近読んだ本:「8月17日ソ連上陸す」大野芳著/新潮文庫、「ぶらりミクロ散歩」田中敬一著/岩波新書 最近観た映画:109シネマ「オカンの嫁入り」、TOHOシネマズ「バイオハザード4」 自宅酒:富久長辛口特別純米酒

宿景園観月茶会&渓&襲来軒

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2010年9月22日(水) フーちゃんのお薦めで今年も「縮景園観月茶会」へ。あいにくと月は雲隠れです。本席までには大分時間があったので、まず野点」の席に落ち着く。 女性の和服姿にゆかしき日本美を感じます。 本席会場の「清風館」。薄闇の中にほんのり灯る明かりに秋の風情が心地よく沁みてきます。上田宗箇流です。 お茶という日本文化で心身を清らかにした後は、同じく日本の伝統的食文化である日本酒を嗜むため「地酒と自家製野菜のお店 渓(けい)」へ。先日の地ビールフェスタの会場で小牧氏から女将さんを紹介されました。初体験! 間違えて隣のお店に入ってしまい、ちょっと慌てて正しき方向に修正した次第。店内のカウンター席。小生が本日入店の一番乗りでした。 まずは、よく冷えた生ビールで胃腸の準備を整えます。瓶は置いてないそうです。 カウンターに並べられた大皿料理を眺めていると、どれも食べてみたくなって、盛り合わせをオーダー。「おばんざいの盛り合わせ」?嬉しいセッティングです。 最初のお酒は、お店と同名の「王禄・渓 (けい) 無ろ過純米吟醸酒」(島根県王禄酒造)。 「蓬莱鶴・奏 (ハーモニー) 純米吟醸酒」(広島市原本店) 「まこもだけとズッキーニのオリーブソティー」。きのこかと思えば、竹でした。初体験! 「寶剣・ひやおろし純米酒」(広島県呉市宝剣酒造)、「開春・純米超辛口」(島根県若林酒造)。 「葉わさび」。新鮮な辛味がいっそうお酒を美味しくします。 「ごぼうのから揚げ」。かりっとやわらかくごぼうの風味が生かされた逸品。このほかに、料理では「豆腐サラダ」、お酒では「金泉・安芸乃風雅純米大吟醸」、「賀茂金秀・特別純米酒秋の便り」をいただいた。食べ物、飲み物に加え雰囲気もいいお店です。 翌日は休みのせいか、もう1軒は「集来軒」。最近では二軒いくことはめったに無いことです。 葱がいっぱいの垂れ。これだけでよき肴です。 定番、癖になる「ほっぺ」。やわらかく適度に油の抜けた豚のほほ肉。 「くどき上手・ばくれん吟醸超辛口」(山形県亀の井酒造)、渓でも飲んだ「金泉・安芸乃風雅純米大吟醸」(広島県呉市相原酒造)。 「ホルモン焼き」。アマダレが辛口のお酒とよきマリアージュ。 「豚耳」。コラーゲンとカルシウムたっぷり。この後「やさ

酒蔵巡り北近畿の旅2010

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2010年9月18日(土)~19日(日) 今年の酒蔵巡りは9月中旬。昨年までの真夏と違って涼しく爽やかな旅と思いきや期待はずれて猛暑な残暑。そんな中を男6人女1人で 北近畿酒蔵巡りの旅 に出ました。姫路までは新幹線です。車中酒はご覧のとおりです。左から 「本州一無ろ過本醸造」「八重の露辛口純米原酒」「蓬莱鶴純米大吟醸活性清酒」「芳水生酛純米吟醸」「桜吹雪純米吟醸」「英勲古都千年純米大吟醸」 。 姫路駅で在来線「播但線寺前行き」に乗換えます。 寺前駅で「和田山行き」に乗換えます。和田山駅は、今回の北近畿周遊キップの入り口駅です。 和田山駅で山陰本線福知山行きに乗換え、竹泉・田治米合名会社最寄の「梁瀬駅」に向かいます。 梁瀬駅に到着。蔵までは約1km徒歩10分余り。目標が近くだと猛暑も乗り越えます。 途中にあるお寺。なんど、本堂手前の参道の上をJPの陸橋が通っていて、今正に、列車が通過せんとしているところです。小生の一生にもう一度あるか分からないベストショットでした。 「竹泉・田治米合名会社」 に到着。シンボルの煙突が聳えています。創業元禄15年の300年の伝統ある蔵元です。 パンフレットを準備した休憩場所を用意してくださっていました。 若い蔵人の高橋さんが案内と説明をしてくださいました。(右から三番目) 以前は醤油も造っていたそうです。お酒の醸造量は700石程度になっているそうです。 柿渋を塗って乾燥中の木樽。 和田山駅の売店で購入した 「但馬牛弁当」 。5人分しかなかったので7人で仲良く分けて食べました。 蔵訪問で最大の楽しみはなんと言っても「唎酒」。竹泉のラインナップをたっぷり利かせていただきました。 後から最後に出たのは 「純米吟醸山田錦雫酒」 (黒ずくめの一升瓶) 我々は裏から入ったようです。帰りは玄関からです。車中用に 「二夏越し純米辛口ひやおろし」 をいただきました。 梁瀬駅から山陰本線豊岡行きに乗り、 「長 春秋但馬酒造有限会社」 に向かいます。 豊岡駅から徒歩5分で但馬酒造へ到着。 社長の日下部さんに説明していただきました。駅に近いので見学が多いそうです。自然環境保全に熱心な蔵のようです。明治38年創業。 見学の後は嬉しい唎酒。カウンター内は社長のお母様のようです。