ふくべ三

09.3.20(土)

尾道から帰った夜、どうしても「ふくべ三」の蕎麦料理で一杯やりたくなった。
2月19日以来一か月ぶりです。



店内はいち早く桜が満開。蕾の枝を店内の花瓶に挿したら花開いたとのこと。尾道の千光寺は今にも開こうとする蕾だったが・・。思いがけない花見酒とりました。




付き出しは「ねこ足昆布のタタキ」。写真を撮ったはずだが消えていた。初めての出会う料理です。昆布の膨よかな香りが鼻を擽りとろっとしたなかの粒々感が新鮮です。

最初のお酒は「富久長純米吟醸中汲み槽搾り(山田錦58%精米)」と京都府京丹後市の木下酒造「玉川山廃純米無濾過生原酒」から始める。




二番目の料理は「かます刺」。弾力のある身です。


三番目の料理は「鴨つくね南蛮煮」。鴨の旨みがじわっと口中に広がります。



そして二番目のお酒は、福岡県久留米市の山口酒造場「庭のうぐいす特別純米酒(山田錦60%精白)」と岡山県勝山の辻本店「御前酒作州純米造り(山田錦)」。「庭のうぐいす」は初めてのお酒です。御前酒は「男はつらいよ48作(最終)~寅次郎紅の花~」の冒頭で寅さんたちが試飲で酔っ払う場面を思い出します。

四番目の料理は「切干大根のうの花和え」



五番目は「新わかめ」しゃきしゃきしてます。



六番目は「おおばいわし〆」脂の乗ったいわしを軽く〆てある。臭みを抑え旨みを引き出す丁度いい〆具合です。



そして三番目のお酒は、新潟県魚沼市の緑川酒造「純米緑川」と愛知県名古屋市の萬乗醸造「醸し九平次純米吟醸(山田錦OR雄町どっちの方だったか覚えていない)」
七番目の料理は「卵焼き」




〆の蕎麦です。相方は「海苔がたっぷりの温かい蕎麦」、小生は「とろろざる蕎麦」つるつると手繰ると蕎麦と山芋の香りのコラボと喉越し感がなんともいえません。






今日も初めての美味しい料理とお酒との出会いがありました。満足です。

最近読んだ本:「杉浦日向子の食・道・楽」杉浦日向子著:新潮文庫
正しい酒の呑み方七カ条はいちいち頷けます。昨年のこのごろ読んだ「隠居の日向ぼっこ(新潮文庫)」も面白かった。2005年7月46歳の若さで逝去してしまった著者。酒に向かう姿勢が小生と同じなだけにもっと美味しく粋な世界を書いてほしかった。誠に残念です。






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