創作酒家 きがる家幟町

09.5.20(水)

週の中日、いい天気で穏やかな空気が心地よい夕暮れは何となくちょっと一杯美味いお酒を飲みたくなる。
二升ガールズ広島支部なる勇ましい女傑?のブログをみて興味を引いたお店「幟町きがる家」へ行ってみました。初体験です。幟町交番の周囲をうろうろと彷徨ったあげく見つけた。


おっ、広島のお酒が充実、しかも、小生の馴染みの蔵元や好みのお酒がかなり用意されている。値段も比較的リーズナブル。


付き出しは「魚の南蛮漬け」。魚の種類を聞くと、かんぱちなどいろいろだそうです。 「つぶ貝の塩茹で」。殻から出す悪戦苦闘も楽しみの一つ。苦味のある渦巻きワタの部分は日本酒のための肴そののもです。塩の香りもお酒を誘います。急いで生ビールを飲み干して日本酒を飲む準備を整える。

最初のお酒は広島県東広島市安芸津町の今田酒造本店「富久長中汲み槽搾り純米吟醸山田錦」と石川県白山市の車多酒造「天狗舞山廃純米酒 」。次の肴は「太刀魚の刺身」。美しい太刀魚の身の色合いに感動!!仄かな甘みと脂」

「おばんざいの5種盛り」。これで1000円なのだ。安い。焼きそら豆、手羽の煮付け、茄子の田舎煮、肉じゃが、れんこん揚げ。そして二番目のお酒は滋賀県木之元町の冨田酒造「七本槍純米酒80%」と山口県岩国市周東町の旭酒造「獺祭純米大吟醸50%」。七本槍の80%精米は力強い侍のお酒です。


酒器もいろりろ替わり楽しい。 相方とはいつもお酒のシェアリング。そうすると適量を多種飲める。若い美人フロア担当にお願いしシェアリング用のぐい飲みを出してもらう。左側の小さいのがそれ。


広島以外のお酒メニュー。そして三番目のお酒は、久しぶりの福島県喜多方市の夢心酒造「奈良萬純米酒中垂れ無濾過生原酒」と愛知県名古屋市の㈱萬乗醸造「九平次純米」。 「奈良萬」は味があって好きな酒です。以前は「蕎麦料理ふくべ三」にも置いてあって楽しんでいたが、最近は無かったので久しぶりでした。


最後の料理はさっぱり系「大野浅利と春キャベツの酒蒸し」。そして〆のお酒を何にしようかと、フロア担当の女性にお気に入りを聞くと「渡舟、最近良く出ますよ」と勧めてくれました。ということで茨城県石岡市の府中誉㈱「渡舟純米生酒」を今宵の宴を締めくくった。

お店のスタッフは明るく親切、そしてお酒を注ぐ前に横倒しにしてアルコールの均一化を忘れないところは感心です。居酒屋の大事な要素、料理がそこそこ美味く、お酒の品揃えと管理が行き届いていることが基本ベースだが、何よりもスタッフが醸し出す居心地がよい雰囲気が重要です。それが今のここにはある。


「創作酒家 きがる家幟町」中区幟町7-27 ℡ 222-0959

最近読んだ本:「テロリズムの罠 左巻―新自由主義の行方」佐藤 優著/角川新書

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