ひな祭りと「善七で楽しむ会酒蔵探訪:泡汁の会」(竹原)
2010.2.28(日)
今日は善七で楽しむ会恒例の「酒蔵探訪:泡汁の会」に参加しました。いつものとおり竹原市の藤井酒造酒蔵交流館内の「蕎麦たにざき」での開催です。
高速バスかぐや姫号で行こうと思っていたが、気が変わり、JR呉線せとうちマリンビュー号にて竹原に向かいました。瀬戸内海の多島美が楽しめるコースです
竹原に着いたら早速「杏竹館(きょうちくかん)」へ。若手芸術家の絵や陶器が展示してあり、購入することもできます。気に入るぐい呑みがあったら買いたいと期待して行ったのですが、残念ながら準備のための休館中でした。
「江戸そば茶屋遊山」。2時からの酒宴の前に小腹が空いていたので蕎麦をいただきました。ここは、大分以前に「かんの」という人気のそば屋でした。竹原に来るたびに寄ったものです。ご主人が体力の限界で廃業されたのですが、小生を含め店じまいを知った方々が、、遠方からでも名残を惜しんで来店していたことを思い出します。遊山のざる蕎麦は、腰のある喉越しのよい蕎麦です。
雛人形を年代別に沢山展示している旧笠井邸の二階から保存地区の町並みを眺めました。
町並みの東の突き当たりにある旧笠井邸。
たしか、これは昭和3年の雛人形。
これらは2階に展示している昭和50年代のものです。
高台ある西方寺の山門から町並みを眺めました。
「西方寺普明閣」ここに登れば竹原の町が一望に見えます。
度々来て見慣れた町並みも視点の高さを変えると新鮮な風景となります。
「光本邸」に展示のかぐや姫タイプの雛人形
「竹鶴酒造」。利酒して「搾りたて純米酒」を購入しました。
「藤井酒造」の正面玄関。
「藤井酒造酒蔵交流館」本日の善七で楽しむ会は、この中にある「酒蔵そば処たにざき」が会場です。
「泡汁」。お酒の発酵で生じた醸造用タンクの泡を汁に加えたものです。上品で甘い香りがする酒蔵でしか味わえない逸品です。
会のお酒「純米大吟醸酒善七20BY」で乾杯した後は、藤井酒造代表取締役社長の藤井善文さんから本日出されるお酒の説明を受けながら宴は進んでいきます。
女性の参加が多いことは日本酒の将来は明るいということです。
ワインと比べても、きちんと醸した日本酒は、マッチする料理の幅が広いし、香りや味わいが多様で旨いということ浸透してきている証左と信じたい。
本日提供されたお酒は本日のお酒リストは8品目です。
1 「善七 2009(20BY)」
会員のお酒 布野町の山田錦を使用
2 「宝寿 自作米 純米大吟醸 18BY」
三年間じっくりと寝かせた純米大吟醸
3 「龍勢 活濁酒 21BY」
活きているお酒 噴出に注意 すっきりとした活性にごり生原酒
4 「龍勢 生もと 雄町純米 無濾過生原酒 21BY」
昔ながらの酒造りの酒 酵母も蔵付の酵母 生原酒
5 「龍勢 純米吟醸 中取り無濾過生原酒 21BY」
協会九号酵母で醸した山田錦の純米大吟醸
6 「裏・龍勢 山田錦 特詰純米吟醸原酒 19BY」
二年間寝かせた裏物 きりっとした旨み お燗もお薦め
7 「宝寿 生一本 特別純米酒 20BY」
晩酌タイプの特別純米酒 お燗がお薦め
8 「龍勢 山廃仕込 純米吟醸 19BY」
雄町を山廃で仕込んだ二年熟成酒 お燗が特にお薦め
「藤井酒造」竹原市本町3-2-25 ℡0846-22-2029
最近読んだ本:「博士の本棚」小川洋子著
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