上田や＆ピノ

２０１２年２月８日（水）

寒風の中、少し前からとても気になっていたお店「上田や」に行ってみました。市内電車「銀山町電停」近くの電車通りに面した建物の１階です。

どうして気になっていたかと言うと、ご覧のとおり杉玉（酒ばやし）が入口にぶら下がっていて、怪しい雰囲気の玄関構えだからです。

今日は最初から日本酒でスタート。燗用の酒は「亀齢」。燗冷しない酒器が嬉しいですね。お通しは「御坊の唐揚げ」。ちょっと塩を付けて頂きます。さっぱりとして少し辛口の燗酒によく合います。

「鯵のたたき」。一人前をふた皿に分けてくださいました。心憎い配慮です。

「豆腐のあんかけ」。お酒は、「雨後の月活性にごり酒」。ぷちぷちと活きています。

「キャベツ蒸しとぴりからのソーセージ」。お酒は、「〆張鶴本醸造」「八海山本醸造」と続いていきます。お酒に二つのグラスに分けてくださいました。弱くても多銘柄飲みたい小生にはとてもありがたい。

寒さを吹き飛ばす「熱い豆腐料理」。お酒は、「旭鳳しぼりたて？」このあたりから記憶は霞みつつあります。土居杜氏さんになっての造りなのだと思いますが、味わいは旧来のもののような感じです。

「玉子焼き」。芳ばしくからっとした焼き上がりです。お酒は、ラベルにアルファベットの「D・・」が書いてあったのですが、銘柄が思い出せません。トホホ・・

そして、〆のお酒は、「良寛１９９２BY」。おおお～２０年古酒です。気品ある琥珀色に感動です。お酒と酒蔵事情に大変詳しい上田店長さんは、とても気さくな方のように感じました。９年前からこのお店をやっているとのこと。不覚を深く反省しました。

ちょっと小腹が空いていたので、またまた、京橋町の「フロマジュリーピノ」に寄りました。今夜はベルギービール「CHIMEYの赤」。

癖になりそうな「チーズカレー」。溶けたチーズのまだら模様。ううう美味い。

上田や：広島市中区幟町15-6　℡082－221－4200

フロマジュリーピノ：広島市南区京橋町4-14　℡082－264－5355

最近読んだ本「草原からの使者～沙高楼奇譚～」浅田次郎著：文春文庫