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11月, 2009の投稿を表示しています

似島美食旅情

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09.11.27~28(金・土) 午後4時過ぎの宇品港。ターミナル2階からの眺め。夕日が揺れる波間に輝いて、景色を肴に一杯やりたい気分になります。そこで缶ビールでちょこっと・・・本番は似島 「高見亭」 です。 「高見亭」の庭先から内海を眺める。 潮の香が心地よい。 一風呂浴びた後は、女将さんサービスの冷えたビールで乾杯です。 乾杯が済んだら海の幸の贅を堪能です。 「渡り蟹のボイル」。 味噌の風味が堪りません。 「しめ鯖、ひらめ、鯛 」 など刺身の盛り合わせ。 「サザエ、アワビ、とり貝、うに 」 の刺盛り 「蛸刺し大盛 」 「牡蠣の殻つきボイル」 「めばるの煮付け」。 身がこりこりっと弾力があります。 貴重なる 「なまこ」。 この席のみのようです。 「天ぷら盛り合わせ:蛸、牡蠣、小いわし、野菜」 今宵の持参酒は 「千代むすび八万八百純米大吟醸」、「富久長いちばんしぼり特別純米」「賀茂鶴純米吟醸8年熟成酒」「賀茂泉幻の壷の酒本醸造原酒」 突然夜が明けて朝食です。旅先の朝飯はなぜうまいのか? 高見亭の庭先から内海を朝を眺める。潮騒が穏やかにリズムを刻みます。 海岸の砂浜に降りてつぶ貝を採集。小さいので全て放流。 あくまでも長閑です。時間が少し緩やかに進むような錯覚に陥ります。 次回は昨年同様最も寒く最も海の幸が美味しい2月に来ます。

そば たつ吉

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09.11.26(木) 何年かぶりの「そば たつ吉」。ご主人はちゃんと覚えていてくれました。観音からここ猫屋町に移って11年だそうです。最初に医師会近くのお店にいったのを思い出します。 メニューをじっくり見ながらエビスビールを注文する。ここのビールはエビスの小瓶のみ。 まずは蕎麦屋の定番肴 、「板わさ」 。お酒は藤井酒造。最初は燗でいたあく。添えてある山葵は甘みさえ感じる風味豊かな極上もの。 「さざえの天ぷら」。 こりっとからっとほっこり仄かな味わい。お酒を誘います。 たっぷりの 「そばがき」。 蕎麦の香りが柔らかい。その風味と熱燗の旨みが親和する。 蕎麦掻を作った器からこそぎとったそばがきを出し汁に浸したもの。 そばがきスープ とでも言いましょうか?初体験です。 そして冷酒。 「玉子焼き」 です。蕎麦屋毎にその味わいは微妙に違います。外側しっかり中ジューシー。たまごの旨みを十分に引き出している。藤井酒造の冷酒を合わせる。たまりません! 小生は 「かけそば」。 出し汁はうどんの高森のそれに似ている。 相方は 「笊蕎麦」。 かえしは薄作り。蕎麦の味を極限まで活かそうというものか? お酒と蕎麦と出し汁のコラボレーションは蕎麦屋毎にその調和が違って面白い。 いい蕎麦屋を数軒行きつけにしたいものだ。 「たつ吉」:中区猫屋町7-19 ℡082-292-5658 最近観た映画:宝塚「なくもんか」 最近読んだ本:「純米酒BOOK」:山本洋子著:グラフ社発行 知っていることでも書きぶりが楽しくて新鮮です。

宮島&錦秋酒談

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09.11,23(月) 山の紅葉はもうお終いの頃。宮島の紅葉谷ならまだ十分楽しめるのではないかと思い、急いで出かけた。午後の「錦秋酒談」に間に合うように市内に帰らねば・・・。 天気はからっと晴天。最高の日和です。 JR宮島駅口前の 「あなごめし うえの 」 の前は大変な人だかり。穴子弁当の購入は諦める。 鹿の出迎えは、いつも微笑ましく楽しい。 五重塔の屋根は見事な調和の美しさを醸している。 厳島神社の横顔です。海から眺める正面の姿は文句無く美しく素晴らしいけれど、横顔も落ち着いて味わい深い。 真っ赤に紅葉した紅葉はかなり散ってしまっていた。余波(なごり)を愛でるのも趣きがあっていい。 観光客がベンチに座って食べている弁当を狙っている鹿。 黄色と赤と青のコントラストが冴える。 午後13時30分から始まった「錦秋酒談」。大御所のようなパネリスト二人の中で今田酒造の杜氏美穂さんは実に凛としていました。 元月桂冠大倉記念館名誉館長の栗山一秀さんは日本酒と神の関わりを 面白く語り、お酒造りに対する深い造詣と愛情が滲み出てきます。燗は40度がもっとも旨いとか・・・。 ある酒販店の人からお酒は二種類しかない。一つは料理を美味しく食べるためのお酒で、料理より目立たない、料理を邪魔しないお酒、もう一つは居酒屋などでもしっかりと自己主張する味わいのお酒。美穂さんは後者を目指している。 瓢亭第14代当主の高橋栄一さんは、日本酒で乾杯を進める。 お酒からその国の文化が分かると誰かが言ったような。榊原英輔さんだったか? 旨いお酒が飲みたい。早く帰ろう。

茶臼山 酒宴

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09.11.22(日) 己斐の茶臼山は山冷えの風が吹いていた。今日は、 牡蠣と東北のお酒 を楽しむ会。 ずらりと並んだ東北のお酒の数々。圧巻! 鏡割りのお酒だけは広島の梅田酒造の土居杜氏が醸した 「本州一 純米吟醸生」 。 いい夫婦の日(11月22日)ということでご夫婦で参加の二組のカップルが仲良く鏡割りの木槌を振る。 青森県十和田市の鳩正宗酒造 「大吟醸八甲田おろし華吹雪仕込み」。 これは初体験。 微笑む美女A・Mさんが掲げるお酒は群馬県渋川市の聖酒造 「今井傳兵衛特別純米酒」。 山形県河北町の朝日川酒造 「純米吟醸米寿」 。 北海道根室の碓氷酒造 「北の勝本醸造鳳凰」 。 本日飛び入りのお酒 「日下無双純米酒」 。山口県岩国市の村重酒造の杜氏さんが安佐南区大町に住んでおられるそうだ。その縁でTさんが持参してくださった。ありがたい! 左から日下無双を持参のK・Tさん、M・Kくん、そして小生。そして右端は岩手県二戸市の㈱南部美人 「南部美人特別純米」。 N・H さん、鼻の下が・・・・好きなお酒と美人とじゃしかたないけど・・・ね。 野外での 「殻付き牡蠣」 と 「秋刀魚」 のバーベキューの醍醐味。野趣溢れる酒の味。最高です。 室内に移動して 「牡蠣鍋」。 牡蠣尽くしです。 味噌仕立て &コラーゲン仕立て。 外では盛り上がっている。屋内では鍋を囲んで静かにぐび~っとやっている。 福島県の四家酒造 「又兵衛いわき郷特別純米酒」。 もう味も香りもわかりません。 ホストのT・Kさん。二人の好きな青森県弘前市の三浦酒造 「豊盃純米吟醸生」。 舌にも心にも滲みこんで来る逸品です。 ホストの役得。 これを幸せと言わずしていつ幸せがあるのか・・・・ 屋内に移動しても宴は延々と続くのでした。 ちょいと早めに失礼・・・出品酒全てをいただけなかったが致し方なし・・・。 最近観た映画:シネツイン2「あの日、欲望の大地で」、TOHOシネマズ「Oの焦点」 最近読んだ本;「英国機密ファイル昭和天皇」徳本栄一郎著:新潮文庫